「ロックは演奏で決まる」が目指すページは、ロックを批評するためのページだ。ネット業界にしゃしゃりでるからには、それなりの覚悟が必要だということを自覚しなければならない。
僕の座右の銘は「視野を広く」である。常々僕はそれこそ最も大切なことだと信じてきた。例えば映画について語るとしたら、やはり文学にも長けているべきだと思うし、舞台も見ておくべきだろう。映画だけを見ていても映画について語る権利は十分にあるのだが、できればもっと広い視野で物事を見たいものだ。
ロック批評も同じで、毎日毎日ロックだけを聴いているだけではまだ足りない気がする。ロック評論家といえる人で、プログレッシブ・ロックの知識がまったくない人を僕は何人も知っているが、彼らはプログレのことも語れるようになれば無敵だと思うのだ。
僕はロックを語るからには、ロック以外も知っておかなければならないと思う。クラシックについても知っておいた方が有利だと思うし、ジャズも何でも知っておいた方がいい。僕はクラシックから始まり、ロック→JPOP→ブルース→R&B→ジャズ→ワールドミュージック→カントリーと、毎年着々と視野を広げてきていると自負している。食わず嫌いにはなりたくないからだ。ジャズも素晴らしい音楽だとわかったし、世界中を見てみたらフラメンコやヨーデルなど凄い音楽が多数存在することに驚いた。僕はロックが一番好きだけれども、あらゆる音楽を聴いてきたつもりだし、自分の経験値があがることならば、なんでも試してきたつもりだ。サーフィンも試したし、歌舞伎も見た。遊びの天才になろうと僕は必死で努力しているつもりだ。これからも視野はどんどん広げていきたい。あまり興味のないバンドのライブにもすすんで行こうと思うし、楽譜についても勉強したい。そういう目標をここに書かせてもらいました。(2005/10/29)