最近のゲームは映画並にすごいから驚いてしまう。ここまでくると、なんでもできそうな気がしてくるな。今後、俺たちが想像できないようなすごいゲームもきっと出てくるに違いない。
 いわゆる「音ゲー」は昔からあったが、ロック・マニアが本気で喜ぶ音ゲーはあまりなかった。そこで今回俺が見つけてきたのが、モノホンのロック・ゲーム2本。奇しくもこの2本は同じメーカーが作ったものだった。ユナイテッド・ゲーム・アーチスツという今は亡きゲーム制作会社が作った「Rez」「スペースチャンネル5パート2」。この2本! 両方とも発売元はセガで、プレイステーション2とドリームキャストの二機種でリリースされているが、この間PS2のお得な廉価版が出て、一本3,150円で買えるようになった。
 「Rez」は光と音と振動のゲーム。シューティング・ゲームとして考えても、それだけで十分に面白いのに、映像はかっこいいし、音楽は本格的なテクノ・サウンドで、とにかくクール。敵をロックオンし、攻撃するタイミングによって音が変化し、プレイヤー自身が曲を作曲していく。この陶酔感は一度覚えると忘れられないものだ。
 「スペースチャンネル5パート2」は、ミュージカル&ダンスのゲームだけど、その華やかさはロックゆずり。敵のダンスを真似たり、敵とギターやドラムでバトルを繰り広げるホットなゲームだ。主人公の女の子もすごくチャーミング。一番の目玉はマイケル・ジャクソン本人がゲスト出演していること。マイケルと一緒に踊って今夜はビート・イットだぜ。(2004/4/5)

今回の浪費額 ゲームソフト2本 6300円