1984
1983
Van Halen

 全米で5週連続ナンバー1に輝いた「Jump」を含む6枚目のアルバム。ヴァン・ヘイレンは、ギター、ベース、ドラムの3器だけでも十分にパワーのあるバンドであったが、そこにあえてキーボードを主導においた挑戦。間奏のキーボード・ソロなど、この上なく清々しいメロディで、メタル嫌いの人でもすんなり聴けるポップ・メタルとなっている。最もヴァン・ヘイレンらしくない「Jump」が、彼らにとって最も有名な曲になってしまったわけだが、この成功から、その後のアルバムではキーボードの演奏が重要視されるようになった。

 僕としては、「Jump」以外のナンバーでドライブしまくるギター、ドラム、ベースにこそ浸ってもらいたい。ヴァン・ヘイレンにしては、どちらかというと緩めの曲が目立つが、しかし「Hot for Teacher」「House of Pain」では相変わらず我を忘れたかのような没頭プレイが堪能できる。

バンド・アルバム・インデックス
5150
Balance
Fair Warning
F@U#C%K
OU 812
Van Halen
Van Halen II
Woman And Children First