Bayou Country
1969
Creedence Clearwater Revival

日本では「驚異のニュー・ロック・サウンド」なる謳い文句で登場したセカンド・アルバム。全体的なトータル・バランスでいえば、クリーデンスのアルバムの中でもナンバー1ではないだろうか。ジャケット・デザインも前衛的だ。

クリーデンスといえば、一番高く評価されているところは、(1) Born On The Bayou 、(4) Good Golly Miss Molly に代表される破壊力あるヴォーカルであろうが、もうひとつ忘れてならないのは、楽曲のねちっこさである。テンポはゆったりだが重厚な(3) Graveyard Train と、ジャム的な(7) Keep On Chooglin' はいずれも、決まったベースラインをしつこく繰り返しながら、アクセント的にリードギターをひっかけていく8分前後の長い曲であるが、決して最後まで聴く者を離さない。その当時流行していたハード・ロックに対するクリーデンスなりの回答がこれだった。

バンド・アルバム・インデックス
Creedence Clearwater Revival
Cosmo's Factory
Green River
Mardi Gras
Pendulum
Willy And The Poorboys