クリーデンスのアルバムの中でもロックン・ロール色が濃厚な一枚。(2)Travelin'
Band、(3)Ooby Doobyと二曲続けて50年代風のロックン・ロールを演奏しているが、とくに前者の方はレッド・ツェッペリンの「Rock'n
Roll」と共に、ロックン・ロール・オマージュ・ソングの最もパワフルかつ正統的な傑作といえよう。
(1)Ramble Tamble、(6)Run Through The Jungleはそれまでに培ったクリーデンスのねちっこさがついに来るところまで来たという感じである。R&Bの名曲を11分の長尺にアレンジした(10)I
Heard It Through The Grapevineは、オリジナルにないスリル感が加味されており、バンドの統一感も完璧。その硬派なジャム・プレイは圧巻である。
(9)Who'll Stop The Rain、(11)Lookin' Out My Back
Doorなど、比較的聴きやすい曲でまとめられ、このアルバムをクリーデンスの最高傑作とするファンも多い。 |