クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル
クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル

クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル(CCR)は、ロック・マニアの間では根強い人気があるが、一般的にいえば、過小評価されており、今となっては知る人ぞ知る存在である。アメリカでは「最正統派」という形容が許されるクリーデンスは、アメリカのルーツ・ミュージックであるブルース、カントリー、R&B、ロックン・ロールの伝統を守り続けた雄として、ザ・バンドと共に、本来ならばもっと高く評価すべきだろう。

泥臭い作風のザ・バンドと比べると、クリーデンスの楽曲は至ってタイトかつストレートである。ジョン・フォガティの気迫たっぷりのリードヴォーカル&リードギター・プレイは、その時代にして唯一無二。時流に染まることなく、常に自分の音楽だけを追求し、こだわってきたその頑固さと渋味。まわりが何を演奏しようが、俺たちは俺たちのやり方で行くというスタンス。そこがクリーデンスのダンディズム。その意味ではクリーデンスがやってきた音楽は、一種の「ブルース」だった。歌詞は曲調に反して陰気で、今ではベトナムと切り離せないものになっている。

ジョン・フォガティのワンマン・バンドかと思いきや、他の3人のメンバーの演奏もかなりパワフルである。一枚目の一曲目「I Put A Spell On You」の南部的な強烈なねちっこさ。曲の出来栄えは粗っぽいが、重量感に圧倒される。人に聴かせる曲というよりは、自分で勝手に曲に酔っている感じである。カバー曲でもクリーデンスのオリジナルに思えてしまう理由も自分主義の結果ゆえである。

ブルース的なファーストアルバム、カントリー的な『Willy And The Poorboys』、ロックン・ロール的な『Cosmo's Factory』。どれも勢いで録ったようで、それでいて完璧の段取り。作品数は5年で7枚。出したアルバムのすべてがアメリカン・ロックを代表する名盤となっていることを思えば、驚異的活動力である。「Graveyard Train」、「Effigy」、「Ramble Tamble」などは、20代前半の若者たちが作ったとは思えぬ枯れっぷりで、クリーデンスの「俺」的男気に満ちあふれた、まさしく男ロックの名曲である。
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ベストフィルム「Bayou Country」(YouTube)


ジョン・フォガティ(g)
トム・フォガティ(g)
スチュ・クック(b)
ダグ・クリフォード(ds)



Creedence Clearwater Revival (68)
Bayou Country (69)
Green River (69)
Willy And The Poorboys (69)
Cosmo's Factory (70)
Pendulum (70)
Mardi Gras (72)



バイヨー・カントリー
Bayou Country