意外だと言われるけど、俺はドライブが好きだ。音楽を聴きながらのんびり走るのは週末の楽しみのひとつになっている。前回は、1万曲の音楽データを入れられるiPodを紹介したが、今回はこれをドライブに活用できないか考えてみた。無論、運転中にそのままヘッドホンで聴くのは危険だから、なんとかしてカーステレオから音を出したい。
俺が最初に目をつけたのは、FMトランスミッタというもの。プレーヤーの音をラジオに飛ばして聴くものだ。これは3,000円くらいで買ったが、まるでダメだった。しょせんラジオで聴く音だから、音質が曇ってしまって、ひどいものだった。ときどき入るノイズにも虫ずが走る。
残る方法は、カーステの外部入力端子(AUX)に直接iPodをつなぐしかなかった。カーステには普通は外部入力端子がついていないので、端子を別途購入しなければならない。さらに工注費として5,000円ほどぼったくられてしまうので、その覚悟も必要だ。俺のカーステはカロッツェリアだから、CD-RB10というパーツで良かったのだが、メーカーによって部品は異なるので、購入前に念のため店員に尋ねておきたい。
助手席の足のところから外部入力端子がポコッと出ている状態で設置は完了。コードは目立たないようにダッシュボードの裏側に隠して、試しにBad CompanyのRock Steadyを再生してみるが、結果は成功だった。思っていた以上のクリアなサウンドに、感動もひとしおだ。車内だから、大音量で聴いても近所からクレームがくることはないし、いつでも好きな曲を聴きながらドライブができるなんて、ウキウキじゃない? ちょっと金はかかったけど、まあ満足だ。(2004/1/12)
カーステレオ用ケーブル 4,200円
工注費 5,250円
今回の浪費額
9,450円