レッド・ツェッペリン衝撃のデビュー作。ツェッペリンのアルバムはどれも完璧な仕上がりだが、衝撃の度合いでいえばこれが断トツである。それはもう全曲が強烈な衝撃だった。1曲目「Good
Times Bad Times」の最初の"ジャッジャッ"の音から体中電撃がほとばしる。「Babe I'm
Gonna Leave You」「Dazed and Confused」での鬼気迫る旋律。
ブルースをロックに高め、ハード・ロックという形式を確定づけた「You Shook Me」と「I
Can't Quit You Baby」のなんたるヘヴィさ。キーボード・ソロからハーモニカ・ソロを経てギター・ソロまでの見事な掛け合い。ロバートの甲高い声も印象深い。これはハード・ロックの金字塔といっても過言ではない。
「Your Time Is Gonna Come」ほか、アコースティック・ギターを使った曲も目立つ。ツェッペリンは、アコギの美しい音色とエレキ・ギターの凄まじいサウンドのバランスが絶妙だった。 |