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The Word Is Live
2005
Yes
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やったー! イエス、ついに出してくれたぜ。ライブ・アンソロジーを! イエスのアルバムでは僕は「イエスソングス」が一番気に入っているし、やはりイエスは史上最高のライブバンドだと思うので、イエスはライブで聴いてなんぼだ。アンソロジーもやはりライブであることが最も意義があるのだと思う。ビートルズのアンソロジーのようにデモテイクや未発表音源を集めたものよりも、全盛期の熱い熱いライブを集めたアルバムの方がいいに決まっている。豪華ブックレットもついているし、これはかなり充実した3枚組のCDセットになっている。3枚ともCDの録音容量限界の75分ギリギリまで1分の無駄もなくビッシリと収録してあり、3枚で3時間45分。見事時間内にまとめあげたものだ。デビュー当時の「Then」から9012イエスの「Rhythm
Of Love」まで18年分収められており、初めてライブで聴く曲も多く、例えばピーター・バンクス時代のイエス、パトリック・モラーツ時代のイエス、バグルス時代のイエスと、貴重な音源も多い。イエスのバンドに関わった人物のうち、12人の演奏を聴くことができるのだからスゴイ。やはりパトリック・モラーツの「Sound
Chaser」には鳥肌である。「Siberian Khatru」もモラーツの手にかかると、まるで別の曲になってしまっている。あの名曲「Awaken」をまさかライブで聴くことができるとは! イエスの一ファンとして、ただただ興奮の連続だ。それにしてもベースが凄まじい。これを聴いてますますイエスはクリス・スクワイア中心のバンドであることを再確認した。
あと、欲を言えば『Union』のオールスターイエスの演奏も聴きたかったかな。 |
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