初となる日本公演では、他にもポール・ウェラーやエアロスミスなど、多数のバンドが同じステージに立って演奏を披露したが、観客の盛り上げ方でいえば、フーが断トツにうまかった。さすがはベテランで、サービス精神たっぷりで、見せ方をわきまえている。とくに「Won't
Get Fooled Again」のパフォーマンスは圧巻だった。演奏の途中、ピクリとも動かず、死んだように棒立ち状態になるロジャー。その間にピートの演奏はしだいに高揚していき、それが最高潮に達したとき、ロジャーは強烈なシャウトと共に息を吹き返す。まさに鳥肌ものの興奮がそこにあった。アンコールでは名曲「Tommy」を披露。ファンたちは「これが聴きたかったんだ!」とヒートアップ。最後にはピートが例によって、闘牛士が闘牛を剣で刺し殺すように、ギターをぶっ壊してエンディング。ファンは大感激であった。これからも、フーはこのスタイルを維持していってもらいたいと思う。そこがフーのいいところだから。 Amazonで「フー」を検索
My Generation (65)
A Quick One (66)
Sell Out (67) Tommy (69)
Who's Next (71)
Quadrophenia (73)
Odds And Sods (74)
The Who By Numbers (75)
Who Are You (78)
Face Dances (81)
It's Hard (82)
Endless Wire (06)
【Live Album】
Magic Bus (68)
Live At Leeds (70)
The Kids Are Alright (79)
Who's Last (84)
Join Together (90)