ダーティ・ワーク
Dirty Work
1986
The Rolling Stones

ローリング・ストーンズのアルバムの中でも割と知られていない作品にあたると思うが、内容は僕が保障しよう。買って損はない。「ワン・ヒット」でレッド・ツェッペリンのジミー・ペイジがギターソロを弾いている点でも価値は大きいぞ。
それまでストーンズのメンバーはソロ活動に専念していたので、いよいよ分裂かと思われたが、これで健在ぶりをアピールする形になった。よく「キース・リチャーズがイニシャチブをとったアルバム」と表現されるが(ミック・ジャガーは録音当初は参加していなかった)、決してそんなわけではなく、相変わらず5人編成バンドであることの意地をかけた、見事なアンサンブルを見せつけてくれる。たしかにキースの歌声も良いのだが、とくに褒めるべきはミック・ジャガーの声である。しばらくメンバーと決裂していたためか、凄まじい気迫だ。いったいどうしたのだろうと心配になるほど、それは怒っているかのような叫び声にもきこえる。ここまで声をつぶして、それはもう汚らしい声で歌っているミック・ジャガーも珍しい。声のヘヴィーさでいえば群を抜くだろう。まるで黒人のブルースのごとき荒々しさ。とにかくタイトル読んで字の如く、この汚さがたまらない味わいである。最高に不良っぽいアルバムだ。

バンド・アルバム・インデックス
12x5
Aftermath
Beggars Banquet
Between The Buttons
Bigger Bang, A
Black And Blue
Bridges To Babylon
December's Children
Emotional Rescue
England's Newest Hit Makers
Exile On Main St.
Goats Head Soup
It's Only Rock'n Roll
Let It Bleed
Now!
Out Of Our Heads
Some Girls
Steel Wheels
Sticky Fingers
Tatoo You
Their Satanic Majesties
Undercover
Voodoo Lounge