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レッド・ツェッペリンは、僕が生まれて初めて、ギターの音、ベースの音、ドラムの音を意識して耳をすませて聴いたバンドだ。ツェッペリンを聴いて、今まではほとんど聴いてなかったベースの音が手に取るようにわかったときには、大きな感動があった。だから、僕にとってツェッペリンは、そんな理由で最も演奏技術の高いバンドという位置づけになっている。
僕が生まれて初めてひとつのバンドのアルバムを全部集めたのもレッド・ツェッペリンが最初だ。1枚もつまらなかったアルバムなどはない。一切捨て曲はない。あのビートルズでさえ何曲か捨て曲があったというのに、ツェッペリンにはそれがないのである。革新性ではビートルズに負けていたかもしれぬが、トータルバランスでいえば、ロック史上ナンバー1はやっぱりレッド・ツェッペリンだった。
そんなわけで、ここに僕が勝手に僕の個人的な好みで選んだレッド・ツェッペリン・ソング・ランキングを特集することになった。僕の思い出に強く残っている曲を15曲。この他にも載せたい曲は山ほどあったが、とりあえず外せない曲はいれておいたので安心してくれ。あらためてこのバンドの偉大さに驚いてくれ。
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「Stairway To
Heaven」
ロック史上最強のアンセム。過大評価されているのではないかと言われるほどに有名すぎる。あなたも決して避けては通れないだろう。ゼップが神格化されている答えはここにある。 |
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「Whole Lotta
Love」
「II」の革新性は目を見張る。これはツェッペリン・ファンにしてみれば、「元祖ヘヴィ・メタル」といいたいところである。凄まじく歪んだリフの力強さと、空間を失踪するサウンド。これが60年代の曲だとは意外である。 |
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「No Quarter」
ゼップが初めてキーボードを前面におしだした曲である。とはいってもやはり聴き所はギター、ベース、ドラムの緊張感である。ゼップは他のハード・ロック・バンドと違い、曲の中にも崇高さを感じる。 |
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「Babe I'm Gonna
Leave You」
ツェッペリンはいくつかのブルースやトラディショナルをカバーしてきたが、どれもオリジナルを凌ぐアレンジであった。とくに「ゴナ・リーヴ・ユー」は完全に己のものにしている。どんどん盛り上がっていく構成はさすが。 |
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「Achilles Last
Stand」
一度聴くと中毒になるくらいフレーズが頭に残る曲。ベースラインがかなり決まっている。余計な飾りが何もなく、ギターもベースもドラムの破壊力だけで10分間その緊張感を持続させている。 |
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「Thank You」
レッド・ツェッペリンお得意の美しいロック・バラード。ロバート・プラントもここあたりから新しい歌唱法をマスター。心にしみいるラブ・ソング。キーボードもピカイチ。 |
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「Tea For One」
久しぶりにゼップがブルース・フィーリングあふれる曲をガツンとやってくれたってことで、じーんと感動で鳥肌が・・・。ジミー・ペイジのギターはこういう曲でこそ真価を発揮する。 |
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「The Lemon Song」
それまでのブルース・フィーリングをロック・フィールドへと展開。テンポの変化が画期的。ジョン・ポール・ジョーンズのベースとロバート・プラントのヴォーカルが渋い。 |
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「Kashmir」
アルバム自体はバラエティ豊かで捨て曲がなく、大好きなのだが、曲の幅が広すぎてどれか1曲を選べない。しかしあえて選ぶならこれだろう。レッド・ツェッペリンの集大成ともいえる作品だ。 |
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「Carouselambra」
もろにキーボード・ロックってことで「Trampled Under Foot」とは双璧だろう。やはりこの張りつめた緊張感はレッド・ツェッペリンでしか出せまい。ジョン・ポール・ジョーンズもかっこいいが、やはりボンゾのドラムがすごい。 |
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「Black Dog」
「IV」はレコードに針を置いた直後、電撃がビビビとはしるアルバムである。まさに序曲にふさわしい、ビシっと決まったナンバー。レッド・ツェッペリンの曲作りはここからより洗練されていく。 |
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「Immigrant Song」
誰かがレッド・ツェッペリンの話をしてくると、僕はすかさずこの「アアア〜」の雄叫びを真似してしまう。そんなおかしなクセがついてしまった。それくらい印象的な雄叫びってことだ。 |
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「Ramble On」
僕はツェッペリンを知る以前から、この曲だけはなぜか知っていた。横から聞こえてくるテクテクテクテクのリズムがいい。というわけで、僕にとっては想い出の1曲。 |
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